インドア日記

ひきこもり系オタクの二次元記録用ブログ。アニメやゲーム、読書の感想を書いています。たまに日記的なものも。

幕末の本を読んだ。

  

  最近、幕末の勉強をしたいな~と思うようになっていた。

 

 私は歴オタじゃないし、教科書レベルの知識しか持っていない。大河ドラマも興味が無くて見ていないような人間だ。

 じゃあなんでかというと、きっかけはfgoの『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』だ。

 そこに出てくるfateのキャラクターとしての岡田以蔵にはまった。すごくミーハーな理由だな…と自分でも思う…。

 とりあえずfateの「帝都聖杯奇譚」を読んだあと、ツイッターで以蔵さんの本が人気だということを知って、史実ではどういった人だったのか気になったのもあり「正伝 岡田以蔵」という本を読んだ。

 その本を読んだ後、幕末という時代はどういう時代だったのだろうと思うようになった。

 当時の人々は一体どんな考えを持っていたんだろう。どんな考えが主流だったんだろう。

 そう思うようになったので、久しぶりにインドア人間は図書館に向かって本を借りてきました。

 

 

  

 

 まず、幕末っていう時代の流れを知りたいな。いい本ないかなと探していたときに目についたのがこの本。幕末史というタイトルだったので、ちょうどいいかなと読んでみることにした。

 

幕末史 (ちくま新書)

幕末史 (ちくま新書)

 

 

 この本を読んでいて目から鱗だったのが、「攘夷」という言葉は色々な意味に使われていた…とする解釈だった。

 当時条約改正という言葉がなかったから、不平等条約を改正する「破約攘夷」という意味で使われていたと書いてあった。だとすると、けっこう見方が変わる気がする。

 幕末はペリーの黒船来航による屈辱から始まった。

 幕府は外国との交渉をすることになり、朝廷や各藩に意見を求めていく。力を無くしていく幕府や政治能力のない朝廷に代わって、外国と渡り合っていくためにも新しい政府が必要だと感じるようになっていく。

 この本では○○派(倒幕派など)という言葉は用いられていない。著者によると、幕末の政治世界は何が緊急かつ重要なのか、その問題設定で立ち位置が変わるから、○○派という括りは忘れたほうがいいと書かれていた。今の政党政治と違うのだ、と。

 この本では、破約攘夷を目指すために皆が一つになる挙国一致を目指す必要があり、アヘン戦争後の清国の二の舞いにならないためにも内乱は避けないといけない、というのが人々の共通意識としてあったと書かれているように私は感じたのだけど、どうなんだろう。

 なので倒幕を目指していたわけではないというのも、なるほど、おもしろい意見だな~と思った。

 

  

 

 

 坂本龍馬のことも詳しく知らなかったので、もう一冊龍馬の本も借りてきた。

 彼の生涯のことを、分かりやすく書いてある本無いかな…と探していたんだけど、タイトルに「?」と感じてこちらを読んでみた。

 

 

 元国税調査官の著者が、龍馬の書いた手紙など残っている記録から、金銭の流れの観点から坂本龍馬をまとめた本。(龍馬は家計簿をつけていなかったので、タイトルのまま龍馬がつけた家計簿の話ではない)

 龍馬にも色々な説(なかには実はイギリスの回し者だったという説も)あるらしいのだけど、金銭的に見て、その説は違うだろうと判断しているのがおもしろかった。

 さきほどの幕末史を読んでいたら、龍馬の登場が唐突なものに見えて「どうして脱藩した浪人が表舞台に現れることができたんだ?」と疑問を持ったので、そこのところの疑問が解消できてよかった。

 小ネタとしては、新撰組の前身である浪士隊のスカウト名簿に龍馬の名前が書いてあったらしく、龍馬はその誘いには乗らなかったけど、そういうイフがあったのかもしれないと考えてしまうのもおもしろい。

 また姉の乙女さんにあてた手紙に、自分で「自分の先見の明がおそろしいな、えへん、えへん」と書いていたらしい。…えへん!? なんか可愛い…。

 でも自分でも読んでいて、龍馬って視点が大きいな、先見の明があるんだな~と思った。

 例えば大政奉還案の一つで龍馬は「貨幣鋳造権を取り上げる」ことを提案していたらしい。幕府の収入の25~30%は貨幣鋳造益によるもので、年貢収入は40%にすぎなかったとか。そうだったのか…と目から鱗だった。いざというときのための武力は必要で、そのための資金はどう調達するかという「戦争にはお金がいる」という視点を持っている人だったみたいだ。

 こちらも読んでいて面白い本だった。

 

 

  

  フィクションの本を読む前に史実のことを大まかに知ってからにしよう、と読んでみたんだけど、幕末っておもしろい時代なんだな…。外国に乗っ取られることなく、近代化を果たせたというのはすごいことなんだなと改めて感じた。

 でも龍馬についてざっと知るには、あの有名な『竜馬がゆく』や漫画の『お~い!竜馬』を読んだ方がわかりやすいかも…。イメージが掴みやすいのかもしれない。こちらもいつか読んでみたいな…と思っています。