映画感想『名探偵ピカチュウ』
可愛いよ、ピカチュウ。本当に。
ポケモンのなかではやっぱりピカチュウが好きなんだな。小学生時代はポケモンブームの真っただ中で、原作ゲームはもちろんのこと、派生商品も集めていた。ポケモンジュースについていたポケモンメダルとかポケモンパンについていたシールとか。ラムネ付き食玩のポケモン指人形、ポケモンのフィギュア、ポケモンカード…などなど。今思うと、大人たちの商戦にめちゃくちゃ巻き込まれていた。
買ってもらったピカチュウのぬいぐるみはいつも一緒だった。一緒にいすぎてぬいぐるみの毛並みは黄色通り越して白色に変わって、チョコを落として汚れがついてしまい、汚れが取れなくてピカチュウに申し訳なくなった思い出もある。
初めて、ハリウッド実写版ピカチュウを見たとき、自分のピカチュウぬいぐるみを思い出してしまった……。
そんなわけでハリウッド実写版『名探偵ピカチュウ』の感想です。
舞台はポケモンと人間が共存するライムシティ。主人公のティムは父親のパートナーポケモンである記憶喪失のピカチュウと一緒に父親を探します。
ハリウッド実写化と聴いて身構えていたところもあるのですが面白かったです。
オタクは実写化と聴いただけで身構えてしまうものなのですが、(思い出ある作品だとなおさら)、いざ見てみると、出てくるポケモンを見ているだけで面白かったです。私も行きたい、ライムシティ。
実写化で映像に落とし込まれたポケモンたちには、二次元アニメのときとは違い、それぞれ毛並みがあるんですよね。私が名探偵ピカチュウを見て自分のピカチュウぬいぐるみを思い出したのも、その毛並み感と微妙な汚れ具合からでした。自分のピカチュウぬいぐるみと映画のピカチュウを重ねるなんて烏滸がましいですね、すみません。
鱗があったり、逆につるつるだったり。そのリアル感が見ているだけで面白かったです。コイキング、ただの魚じゃん。そしてエイパムが怖い。やっぱり集団で襲ってくる猿は怖い。
ストーリーも王道で見やすかったです。
オッサンボイス(といっても日本語吹き替え版は西島秀俊なので、あんまりおっさん感が無い気がしました)で、あの可愛い外見に似合わないユーモアたっぷりな喋り方をするピカチュウは面白かったです。
ボルテッカーって撃ったら、自分も痛いんだね。知らなかったよ。
おっさんボイスなのも、ラストで衝撃の真実がわかるから…。
個人的には、竹内涼真くんがポケモンチャンピオンを目指す映画見てみたいです。