インドア日記

ひきこもり系オタクのアウトプット置き場。アニメ、ゲーム、読書感想など。思いついたことを書いたりしています。

2020春アニメ見た感想。

 

 見終わったアニメの振り返り、いきます!!

 

 

 

 

1.かくしごと

 

かくしごと Blu-ray 1

 

さよなら絶望先生」などの久米田作品のアニメ。

 すまん、久米田作品は一つも見たことないのでこんなこと言うのもアレですが、久米田作品はラストに大どんでん返しがあるというイメージがあり、気になっていたので視聴してみました。

 めっちゃ、いいアニメでした。

 18歳の姫ちゃんが「お父さんのかくしごとは、かく、しごとでした」とわかる冒頭から、10歳の姫ちゃんにお父さんの後藤が自分が下ネタギャグ漫画家であることを隠すストーリーが始まります。

 姫ちゃん10歳編ではギャグでほのぼのと進んでいた日常ですが、時折挟み込まれる複雑そうな家庭の事情、不穏な雰囲気、そして現代パートの18歳の姫ちゃんの目にハイライトが無いことから、ちょっと変わっているけど楽しい日常が現代でも続いているわけじゃない。未来では日常を壊す何かが起こったのだと見せつけられます。

「姫ちゃん可愛い」と思いながらも、毎回挟み込まれる不穏さに、真相が知りたいような…でもこの世界を壊さないでいてほしいような…止まって欲しいような…そんな心臓に悪い方のドキドキが募りました。

 12話で真相がわかるんですけど、不覚にも最後の方うるってなっちゃったよね。よかったねえ、姫ちゃん…。

 あと12話の冒頭がずるすぎるよね。いきなり「姉さん」っていい声しているイケメン現れるのずるすぎるよね。

 

 

 

 

 

2.BNA

 

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 グレンラガンキルラキルに並ぶトリガー作品。この二作は好きだし映画「プロメア」も評判いいらしいので期待していたところあったのですが、私にとってはちょっと…普通…という感じでした。

 主人公のタヌキ型獣人になってしまったみちるちゃんは、まっすぐで元気な女子高校生です。

 作中で友人のなずなちゃんに「相手に自分の思い込みを押し付けて、勝手に暴走している」(うろ覚えです。間違っているかも)と指摘されてます。

 それはみちるちゃんの欠点なんだろうけども、若さゆえの青臭さでもあり、彼女の特徴である「まっすぐさ」の裏返した部分であるんだと思うんですよね。

 そんな欠点があっても目の前の人を放っておけない、閉塞感を壊すためにまっすぐ突き進む…的な答えをみちるちゃんが見つけて出して答える展開になるのかなと期待していたんですけど、無かったな…。多分だけど…。正直欲しかった…。行動で示していたのかな、ちょっと一回しか見ていないので忘れたか読み取れていませんでした。

 もう一人の主人公、狼型獣人、銀狼の士郎さんは千年生きているキャラだけど「深み」が無かった気がします。

 なずなちゃんもみちるちゃんといつの間にか仲直りしていたし…。正直、この子は黒幕の掌で踊っているのがわかっていたので、いつバレるんだろう…となずなちゃんの心が折れる展開はいつだとドキドキしていたのですが、最終回のひとつ前、11話でした。心折れる展開は無かったかな…。

 黒幕のアランも最後純血種ということがわかり、ケルベロスモードで士郎さんと戦っていたのですが、彼には正直人間の敵でいてほしかったところもあります。

 純血種っていう設定が出てきたのも唐突に見えました。

 材料良かったしもうちょっと煮詰めてくれたら…。2クールぐらいあったら良かったのになあ。

 

 

 

3.ヴァイオレット・エヴァーガーデン

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデン1 [Blu-ray]

 

 再放送していたものを見ました。

 この作品は一気見するもんじゃないです。体中の水分吸い取られます。特に後半毎回泣かせに来るのはやめてくれ。

 京アニ作品、人気なのはわかるんですけど私はイマイチはまりきれなくて、この「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」がリアルタイムで放送されていたときも、途中まで見ていたんですけど4話ぐらいまで見てやめてしまいました。

 それで今回もう一度チャレンジして1話から見始めたんですけど、1話のヴァイオレットちゃんが痛々しくて「見るのやめようかな…」と見る気が削がれたんですよね。

 この痛々しいというのは、ヴァイオレットちゃんが「愛している」が何なのかすらわからない、感情がわからないという兵器、人形然としているところ。ことあるごとに「少佐」を呼び続けているところです。……だって、見ているこちらは明言されてなくても「あ、少佐死んでるんだな」とわかるじゃないですか。周囲の雰囲気から。

 映像も美しい、ヴァイオレットちゃんの外見も可愛くて好き、声もいい、感情がわからない兵器のような女の子という設定も嫌いじゃない…というのに見ていてイタイタしくてどうしようかな…って思ったんです。

(この自分が感じた痛々しさって全部見終わって振り返ると、別に間違っていない感情だったんだな…って思いました)

 でも3話か4話ぐらいにはその痛々しさも徐々に薄まってきて、普通に見れるようになりまして、段々とヴァイオレットちゃんの成長を感じるようになってから彼女を応援してしっぱなしで、7話でうるっときて「いやまだ泣くところじゃないだろう…。まだ半分だろう…」と涙をなんとか引っ込め、そこからはもう毎話、瞳が潤んでいた気がします。

 感情を知らないヴァイオレットちゃんがドールの仕事を通して感情を学んでいき、人間らしくなっていく中で少佐が死んでいることを知り、感情を知ることで逆に自分が人の命を奪ったことへの重さ、自分の体が燃えていることに気が付き、命を断とうともするけれどドールの仕事で積み上げてきたものがヴァイオレットちゃんを支える…というストーリーのながれとしてはベタなんですけど、世界観、ストーリー、ヴァイオレットちゃんというキャラクターをしっかり描いてくれたおかげで、泣けました。匠の技だよ…。

 この再放送のとき流れていたCMで少佐ちらっと映ってない? 映画のビジュアルでヴァイオレットちゃんの後ろにいるのも少佐だよね。どうなの? 生きてるの?

 すご~~く気になっていまして、今めちゃくちゃ映画見に行きたいんですよね。まだだっていうのに。

 気が付いたら、好きな作品になっていました。

 

 

まとめ。

 

 今期見終わったアニメは少ないですけど、他に「デジモン」や「ヒーリングッとプリキュア」を見ています。癒されるんですよ。童心に返っています。放送再開してくれて嬉しいです。

 2020年夏アニメ始まっていますけど、私はBSで見ているのですが再放送のアニメも多いですよね。やっぱりコロナの影響出ているんでしょうか? でも気になっていたけど見逃しちゃったアニメもあるので、再放送有り難いです。