インドア日記

ひきこもり系オタクのアウトプット置き場。アニメ、ゲーム、読書感想など。思いついたことを書いたりしています。

映画感想『ドント・ブリーズ』

ドント・ブリーズ (吹替版)

 

ティーンネイジャーのロッキー(ジェーン・レヴィ)は 生活能力が全くない両親のもとから 幼い妹を連れて逃げるための逃走資金を必要としていた。そんな時、恋人のマネー(ダニエル・ゾヴァット)から、地下室に大金を隠しているとの噂される盲目の老人宅へ友人のアレックス(ディラン・ミネット)と3人で強盗に入る計画を持ちかけられる。真夜中に そこへ忍び込み、孤独な盲目の老人(スティーヴン・ラング)から大金を手に入れるのは いとも簡単なはずだったが・・・。そこにいたのは 目は見えないが、どんな“音”も聞き逃さない超人的な聴覚を持つ老人・・・。そして想像を絶する<異常者>だった。寝室、キッチン、屋根裏、クローゼット、バスルーム・・・どこに逃げようが、ヤツは“音”を聞きつけ ものすごいスピードでやってくる。家中の明かりを消され、逆にハンディキャップを与えられ、逃げ道を失った彼らだったが、なんとか老人に見つからず地下室までたどりつく。そこで目にしたものは あまりにも衝撃的な光景。ロッキーの悲鳴が鳴り響く・・・。 彼らはここから無傷で出られるのか・・・*1

 

 ホラーは苦手で全然見ない人間だけども、あらすじを読んで気になって見てみることにした映画。

 カテゴリ的にはホラー映画にあたるだろうけど、グロとかあまり無かったので割と見やすかったです。

 ネタバレあります!

 

 

 

 強盗たちが盲目のおじいさんの家に盗みに行ったら返り討ちに遭う…とある意味自業自得な展開なので、主人公のロッキーの家庭環境に同情する要素はあるけども「だからって犯罪はしちゃ駄目でしょ…」と思うので感情移入がしづらく、「なんでこんな可哀想な目に遭わないといけないのだ…」という理不尽さを感じることが無かったから、見やすかったのかもしれないです。

 またストーリーとしては出られなくなった屋敷からの脱出…という、青鬼などの脱出ゲームのような展開だったので、ゲーム実況で色々見ていた分、いつの間にか耐性ができていたのかも。

 

 

 ストーリーが進んでいくと被害者側のおじいさんが、娘をひき殺した女性を監禁していた…というのがわかって、さらにその女性に娘が居なくなったから新しい子どもを産んでもらいたかった…ということがわかり、被害者も加害者だったということがわかったのだけど…。

 それがわかったときは「うへえ…変態…」と思ったし、スポイトシーンも「やめろやめろ」って思ったし、ちょうど家族と一緒に見ていたから気まずかった…。

 でもこの変態の所業も、娘が死んでしまった、轢き殺した女性は多額の示談金で刑務所に入ることも無かった…という背景がもとに発生したもので、狂ってしまったのも仕方ないのかな…と思わせられてしまったんですよね。

 主人公のロッキーも「変態野郎」的なことを言っておりましたが、だからと言って、私としてはロッキー側に感情移入はできなかったですね。

 

 

 最後ロッキーはなんとかお金を持ち逃げし、妹と二人で旅立つシーンで終わるのですがこのシーンもスッキリしなかったです。一人勝ちかなと思ってしまったのです。仲間2人死んでるんやで?

 手を出してはいけない存在に手を出してしまったというカテゴリのホラーものなら、主人公は最後に死ぬという展開でも良かったんじゃないかと思いました。妹さんは可哀想だけどホラーものだし。

 

 

 こんな風に書いておりますが、見ていて面白かったです。全体的に映像が暗く、「音を立ててはいけない」からシーンとしているので見ているこちらも緊張してしまうほどでした。

 

 

 

 

 この映画、調べたら「2」もあるらしく、今度はおじいさん視点のストーリーなんだとか。この老人からどうやって次のストーリーが生まれるのか。悔しいけど気になってしまいました。