インドア日記

ひきこもり系オタクのアウトプット置き場。アニメ、ゲーム、読書感想など。思いついたことを書いたりしています。

映画感想『シン・ウルトラマン』

シン・ウルトラマン

 

 見ました。

『シン・ウルトラマン』が話題になり、自分の中でも見たいな~と思っていた頃には映画館での上映は終わっていたので代わりに『ウルトラマンZ』を見たりしていましたが、アマプラで配信されたので見ました。

ウルトラマンZを見た感想は、こちらです↓)

 

yuzuponnz.hatenablog.com

 

 そもそも、どうして『シン・ウルトラマン』を見たいと思ったのかというと、ネットで見た誰かの感想で「人間に興味を持ち、人間のフリをして、人間を理解しようとしている人外からしか得られない栄養素を、まさかウルトラマンで摂取できるとは思わなかった」みたいな感想を目にしてしまったからです。

 マ? それ、私も好きなパターンの人外や・・・。見たい・・・と思ったこと。また流れてきたファンアートがきっかけだったりもします。

 そういうわけで、以下見た感想を書き散らしておこうと思います。

 ネタバレあります。

 

 

 

 いつか見るぞ~という気でいたものの、人様が書いてくれたファンアートはけっこう見ていたので、ある程度のネタバレは踏んでいました。

 神永さんがウルトラマンがやってきた衝撃から子どもを守って死亡し、ウルトラマンが融合して神永さんの命をつないだこと。神永さんのフリをしたウルトラマンだったので、人間の感情とか常識に疎いこと。

 メフィラス構文。私の好きな言葉です。

 ゾーフィが出てくると、メフィラスが「よそう」と言うこと。

 そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン

 ・・・・・・などなど・・・。けっこう踏んでいるな。

 

 それを踏まえて見ていたので、映画を実際見てびっくりしたのは、けっこう早い段階から神永さんの正体がウルトラマンってバレたことですね。

 しかし「神永さん=ウルトラマンの男」ということはバレるのが早かったけれど、「神永さんが子どもを守って死に、ウルトラマンと融合した」「神永さんとウルトラマンはもともと別々の存在だった」という事実は、禍特対の皆さん、というよりも地球人サイドは最後まで知らないままで、そこが驚きました。

 だからラスト、ウルトラマン(リピアー)が命を犠牲にして神永さんを地球に戻したことを知らない。

 ラストについては色々な意見があると思いますが、私としては、劇中ではウルトラマンの意識がメインになっていたのが、映画後は神永さんの意識がメインになったウルトラマンになっているのかな・・・と感じました。一体化しているときの意識もあるのなら、神永さんが積極的に伝えようとしなければ、誰もリピアーが犠牲になったことを知らないということで。

 だとしたら「痛みを知るただ一人になれ・・・ってそういうコト・・・!?」と思った次第です。

 

 

 私はウルトラマンを全然見ていないのですが、作中では、ウルトラマン愛を感じました。劇中BGMどこか昭和っぽいな・・・と思っていたら、クレジット見ていたら昭和のウルトラマンで使われていたBGMっぽい?

 またウルトラマンの「人類に過度な干渉はしない」というスタンスも、先にウルトラマンZで予習していたから、ウルトラマンはそういうスタンスなんだとわかっていたし、逆にゾーフィの裁定にびっくりしたりもしました。ネロンガも「Zさんで見た怪獣!」ってなりました。「ウルトラマン」シリーズを全く見ていない人も見られる内容ですが(現に私はウルトラマンZ以外見ていませんし)、Zさん見ていただけでちょっとテンション上がりました。見てよかった。

 

 

 

 これからは、オタクの長文に変わります・・・。

 上記にも書いた人外感の話に移りますが・・・。斎藤工の人外感。似合ってた。サイコーでした。常々、斎藤工は顔もスタイルもいいけど、一番は声。私は斎藤工の声が好きだ・・・と思っていた人間なのですが、この斎藤工の声は人外にも似合うんですね。びっくりですよ。

 あと、メフィラスの山本耕史斎藤工は人間のフリをしつつまだエミュがうまく出来ていないせいで不気味さを感じる人外でしたが、山本耕史は人間エミュが完璧なせいで別な意味で不気味に感じるパターンの人外でした。目が笑っていない笑顔を顔に貼り付けているパターンの人外。こっちも別パターンの人外感でサイコーでした。山本耕史も人外が上手い。

 同時に2パターンの人外を見ることが出来てサイコーでした。

 メフィラスなんですけど、私は「ウルトラマン」シリーズは見たことないくせに、「ウルトラ怪獣散歩」は見たことがあるオタクで、その散歩番組でメフィラスは見ていました。散歩番組では「あはは」と笑っていましたが、この映画のメフィラスの活躍を見ると「そりゃお前、神社仏閣NGだよ」と言いたくなりました。

 この『シン・ウルトラマン』 作中のキャラクターの内面というか個性はあまり出ていないように感じました。みんなセリフ小難しいし・・・。空想科学だからセリフが難しいのはわかるんですけど、キャラが感情を表に出したときの言葉もわりと固くて地球人サイドに感情移入ができず、あまり映画に乗れなかったのですが、メフィラスが登場してきたあたりから面白く感じてきました。

 キャラがわかりやすかったからかな? メフィラス構文も使い勝手いいし。

 ネットからメフィラス構文を知っていたのですが、「私が好きな言葉です」ってセリフ、けっこう頻繁に使っていて驚きました。好きな言葉、たくさんあるんだ・・・。

 

 

 令和になって、まさか自分が「ウルトラマン」を見るとは思わなかったです。

 ちょっと他の作品も見てみたいです。