2020シルバーウィーク、小布施の北斎館に行ってきた。
シルバーウィークを利用して旅行に行ってきました。
自分で企画したのではなく、母に「一緒に行く~?」と言われたので「行く行く~」と返事をし、当日腰巾着のようについていきました。その記録になります。
長野電鉄の特急に乗って、小布施まで行きました。
小布施駅は、昔ながらの駅という感じがしました。
こんなこと言ってますけど昔の駅って実は知りません…。個人的には駅から出るのに線路を横切らないといけないのが、びっくりしました。行っていいのか? 行っていいのか?と前の人についていく私…。(電車が来る時は歩行者用の踏切が降りていました。)
あと、駅でリンゴとか売っていましたね。帰りに買いました。
おぶせという街並み自体、こじんまりとしていて、中心エリアなら一時間ぐらいでぐるっと回れそうな感じでした。
上はもらったパンフレットたち。
ブログに旅行記録載せる癖に、街並みを写真に撮るの忘れた…。
真ん中のパンフに「栗と北斎と花のまち」と書かれていますが、それは本当にそうで、街を歩いていても、
栗!栗!栗!栗!リンゴ!栗!栗!リンゴ! 北斎!
……文字で表わすならこんな感じで栗が推されています。
北斎館までの道に並ぶ料理屋、お土産屋、お菓子屋さん。どこも栗プッシュがすごかった。焼き栗、買ったよ!
北斎館では、訪れた時「北斎生誕260年 北斎視覚のマジック」展が開催されていました。
正直に言って、葛飾北斎も浮世絵のことも全然知識がありません。
富岳三十六景の絵、神奈川沖浪浦と赤富士の絵ぐらいしかしらない。あとFGOの葛飾北斎というキャラクターで知った知識しかありませんでした。
そんな自分が北斎の肉筆画を見たのですが、端的に言ってすごかった。
思った以上に原画は小さいんですよ。線も細い。どうやって書いたの?
色も鮮やかで、しかも濃淡まである。
風景画、人物画、魚、鳥、菊、お岩さん、漫画の挿絵っぽいものまで書いていました。どんだけ書いていたんだ。しかもどれも細かいんだ…。
専門の人間ではありませんが、リアルで見たらちょっと感動してしまいました。
そんな絵を描いて描いて描きまくって90で亡くなった人でさえ、死ぬ間際の言葉で「あと5年命があったら本物の絵描きになれただろう」と言っていたらしいので、その道というのは深いものなんですねえ…。
展示されていた絵の中で個人的にビビっときたのが「白拍子」と「二美人図」
人物画で言うと西洋の写実的な絵に対して「すご~い」と思っていて、今まで浮世絵では何も思っていなかったのに、今回絵を見て「白拍子」ではきれいカッコイイと「二美人図」では何かいいなあ…と思ってしまいました。
なので、絵葉書を購入しました。
こういうのを選ぶときは趣味が出ますよね…。
私もまさか、富岳三十六景より美人画を選ぶと思わなかった。
こんな感じで旅行を満喫していました。
今から食べる焼き栗が楽しみです。