インドア日記

ひきこもり系オタクのアウトプット置き場。アニメ、ゲーム、読書感想など。思いついたことを書いたりしています。

映画感想『鬼滅の刃 無限列車編』 

 鬼滅映画、見に行ったので感想書きます!

 前半はアニメしか見たことの無いまだ映画を見ていない人に配慮したネタバレなしのものと、ネタバレ回避したい人向けにめちゃくちゃ行間を開け、後半は原作&映画見た人にはわかるだろうネタバレありの感想書いていきます!

 

 

  

(1) ネタバレなし感想。

 

① アニメ同様、丁寧に作られた映画。

 

 原作読んでからアニメを見直すと、けっこうアニメは丁寧に描かれていると思ったんですけども、その丁寧さは映画版でもそのままでした。

 前半のギャグ描写からの後半の展開は、アニメ勢で原作を知らない人はびっくりしたんじゃないかな。

 原作ストーリーをきちんと映像化していました。

 しかも原作漫画では短く終わっていた箇所が丁寧に描写されており、流れとしてわかりやすくなっていました。

 戦闘シーンも増量されており、敵も味方も「お前ら、こんなにすごかったの…」と思うほど迫力がありました。

 それに映画ならではの大画面、大音量が加わって迫力マシマシでした。

 こういう場所で戦っていて、敵はこういう攻撃をしていて、味方はこんな動きをする…というのが、話の内容も原作で見て知っていているのに、数段わかりやすかったです。絵が動くということのわかりやすさってすごいんだな…って見て感じましたね。

 

② 泣ける。

 

 元々原作の時点で涙腺が潤んだシーンがあって、でももう知ってるから泣くことは無いだろうと思っていたのですが、やっぱり涙腺にきました。

 映像、音楽、声優さんの演技などなど、元々のストーリーの上にそれらの技術が重なって、涙腺の蛇口を緩ませてきてましたね。匠の技術ですわ、本当に。

 劇場ですすり泣く声がちらほら聴こえて来ていたので、涙腺に来たのは私だけじゃないはず。

 

③ まとめ

 

 劇場で見る映像美はすごかったですね。

 原作のストーリーを映画化したものなので、ラスト驚いたんじゃないでしょうか、初見さんは。

 私もストーリー知っていますが、「なんかすごいもん見たな…」という気持ちになりました。

 アニメ勢で映画見終わった人は原作で続きを読んでほしいです。

 ufoもアニメの二期や続きのストーリーの映画化期待しています。

  

 

 

 ここから先は、映画を見た&原作のその後の展開を知っている人向けのネタバレ感想になります。

 オタクが語りたいことを書き殴ってありますので、オタク成分ましましでお見苦しい文章になっております。

 ネタバレしたくない人はブラウザバックをよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2) ネタバレ感想。

 

 猗窩座殿~~~~~! 

 

 映画で一番見たかったの猗窩座の存在と言っても過言ではない。いや、炭治郎の夢のシーンとか煉獄さんの戦闘シーンとかあったけど、一番はお前の声を誰がやるかっていうのが気になって気になって仕方が無かったんだな。

 

 石田彰~~~~~~~!!!

 

 

 完璧予想外。石田彰が声をあてるなんて予想外だった。石田彰と聴くと「最後のシ者」とか「うさんくさい。実は黒幕」というイメージがあるけど、私は子供の頃テイルズオブエターニアのリッドに触れていたので主人公ボイスの石田彰知ってるから受けれられたし、意外と良かった。懐かしいなって感じがした。

 術式展開のシーンも綺麗だったよ。

 原作から増量された戦闘シーンの一つに…というか見せ場の一つだと思うけれど…、煉獄さんと猗窩座の戦闘シーンがあるんだけど、それがすごいんだな。

 鬼との戦いの理不尽さ、上弦の鬼の強さというものがすごくわかりやすかった。再生能力が半端ねえ。そりゃお前、卑怯もんだよ…と思わずにはいられなかった。

 この猗窩座の登場シーンは、BGMもそれまでのものとは異質なものに変わっているのが印象的でした。

 この戦闘シーン、漫画だと二人が激突した次の回でボロボロになった煉獄さんが描かれて、猗窩座のセリフで「潰れた右目、砕けた肋骨、傷ついた内臓」と煉獄さんが致命傷に陥っているとわかるのですが、原作では描かれなかった上記のセリフの負傷したシーンがちゃんと描かれているのです。

 つらい。

 映画という尺なのできちんと描かれてそうだな…と予測は経てていたんですが、予想的中してもつらい。

 わかっているのに「ああ! ああ! ああ!」ってなります。

 

 原作のストーリーを知っていると、もう猗窩座が生き生きと喋っているだけで辛いもんです。お前、本当はそんなことしたいわけじゃなかっただろ…って思っちゃう。

 

 つらいと言えば、前半の炭治郎の夢関係のシーンもつらかったです。

 涙腺が崩壊しそうになったの、炭治郎が夢の中で死んだ家族と再会するシーンなんですけど、それは原作でもうるっときたのですが、やっぱり映画でもうるっときました。

 その後の幸せな夢からの悪夢を見せられ、家族から恨まれ罵倒されるというシーン。

 原作では1ページだけで、それでもきついもの見せられてるなってわかるところなんですけど、なんと、映画では増量されてた…。なんてところを増量するんだufo。映像が綺麗だからこそ凄惨さ、不気味さがアップして大変しんどかったぞ。

 強制催眠→自決→強制催眠→自決も、自決の一枚絵をちゃんと挟み込んであるので、地味にしんどい。

 だからこそ、炭治郎の「俺の家族を侮辱するなああああ!」が効きましたね。

 

 

 最後の煉獄さんの笑顔、言葉にできないけどすごくよかった。

 これも映像の力なんですかね。今まで夜の暗闇のなか戦っていたけど、夜が明けて日が昇り明るくなり、暖かそうな空気の中、煉獄さんの髪の毛が風でそよそよと動いている。漫画と同じ笑顔なんですけど、その漫画でも感じた爽やかさが映像でも感じられたんですよね。

 

 ラストの流れてきたエンディング曲の『炎』が沁みました。

 

 

 アニメや映画でしか鬼滅知らないっていう人に、漫画でストーリーを知ってほしいというのは、この猗窩座の過去を知って欲しいんですよね。

 このストライプ縞々鬼、いきなり現れて何なんだよお…と思っていた私でしたが、その後の猗窩座の背景知ってしんどくなりました。今じゃ猗窩座、好きなキャラクターになっちゃった…。

 猗窩座の過去を知ってから見ると、煉獄さんとの対比、そして炭治郎のセリフがめちゃくちゃ地雷を踏みまくっていたことに気が付くので、そこを知ってほしい。

 ufoは頑張って無限城編まで映像化して。猗窩座殿の過去映像化して。

 そのときの石田彰の演技、めちゃくちゃ見たいのでお願いします。