インドア日記

ひきこもり系オタクのアウトプット置き場。アニメ、ゲーム、読書感想など。思いついたことを書いたりしています。

平成最後の日。インドア人間の振り返り

 

 平成最後の日だから何か書き残したくなって、ブログを書いている。

 今日はテレビでは「平成最後」で持ちきりだった。

 私はどちらかというと「元号が変わって時代が変わっても何かがすぐに変わるわけないのに」と斜めに見るタイプなんだけど、それじゃあイカンよな流れには一応乗っておいたほうがいいよな…と思い始めてきたので、このあと「ゆく時代くる時代」を見ながらテレビ前でカウントダウンするつもりだ。

 そして日を跨いだら「令和おめでとう~」とツイッターに呟くだろう。ひねくれものみたいな目線をもってるけど、こういうのもいいんじゃないかなと思っている。

 

 

 私は平成生まれ平成育ちで、元号が変わるなんて考えたこともなかった。

 平成を振り返ってネタで何か書いてみようと思ったんだけど、思いついたようなことが以下のようなことだった。

 

 

・子供の頃、学生の頃の自分。

①漫画やゲーム、アニメが好き。インドア大好き。こたつごろごろマン。

②↑のこと以外の興味がない。女の子のオシャレ、外遊びとか興味持てなくて一人でいるのが好き。色んなことに対して興味持てない自分がどっかおかしい人間じゃないかと思い悩む。

③「漫画やゲームの続きが気になって生きているようなもんだ。そんな人生ってどうなの? つまらない人生じゃない?」と病んだことよく考えてしまっていた。

④だからってオタク趣味を突き抜けたりできなかった。グッズをかき集めたり、オタク部屋に染め上げたり、聖地巡礼をしようとしなかった。(お金をかけるのと罪悪感がすごい)

⑤没頭できる趣味が無い。オタクでも何かをのめり込んでいる人にあこがれる。でも自分はのめり込むものが持てないことに悩む。

 

 

・平成の最期の方になって変わってきたこと。

①今も昔も同じ。漫画、ゲーム、アニメ好き。大々的な旅行に出かけなくても、見知らぬ街の風景を見るだけでも楽しいと感じるようになった。

②洋服は今も苦手だけど、流行に流されない定番な服を着て生きて行こう…と割り切る。

 また自分がいろんなことに興味持てない人間だってわかってきたので、ちょっとビビっときたものは面倒くさがらず掘り下げるようにしようと心掛けている。

③「それでもええやないか。漫画やゲームの続きで生きながらえるってコスパええやないか省エネやないか」と開き直るようになった。

④⑤「自分はそれほど趣味にお金をかけなくても生きていける人間なんだ」というのがわかってきた。だったらどこか遠いところに行っても細々とやっていけるのでは?と考えが持てるようになった。ちょっと気持ちが楽になる。

 

 

 平成も最期の方になると、自分も変わるもんだな…と思ってしまった。

 相変わらず生きづらいことには変わらない毎日を送っているんだけど、ちょっと楽になっている部分もあったりしているんだなあ…。

 

 

  今、自分の好きなものに飽きが来ている。

 2~3年近く遊んでいたソシャゲが面倒くさくなったり、好きなラジオが聴かなくなって来たり、アニメもとりあえず色々見てみるというよりもこれ以上ジャンルを増やしても辛いから、厳選したものを見ようとしている。

 飽きというよりも卒業なのかな?と感じている。楽しんでいた時代は終わって、次の何かを楽しむ時代になってきたのかな…と。

 平成が終わるときに重なるのも不思議なものだな~と感じている。

 

今年の目標頑張っていないので見直し。ソシャゲがんばらない宣言。

 今年も4月に入りました。もう4か月過ぎました。時の流れの速さにぶるぶると震えております。

 ところで今年に入ってからのブログにこんなことを書きました。

 

 

yuzuponnz.hatenablog.com

 

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読書感想『卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし』 ★★★★☆

(タイトルのところに、個人的読んで面白かった度を星で表わしてみました) 

 

 

 最近時代小説を読み始めるようになり、母からオススメの作者さんを紹介されて、その人の著書を眺めているうちに目に留まった一冊。

 タイトルから「卵のふわふわ…って何ぞ? どんな話なんだろう?」と気になって、こちらの一冊を読んでみることにした。

 

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2019年、4月1日のこと。

 

 新元号は「令和」だった。

 世の中のブームに乗り遅れることに定評がある私だけど、今日はテレビの前にスタンバって映像でしか見たことがない元号を発表するあのシーンを見ようと、今か今かと待ちわびていた。お昼ご飯を食べながら。

 そしてきちんと生放送で「令和」が発表されたシーンを見た。菅官房長官の話も聴いたし、安倍総理の談話も聴いた。テレビのコメンテーターたちが「予想とは違いましたね…」と言って驚いていたようだったけど、そのコメントにちょっと笑ってしまった。逆に何を想像していたのだろうか、と。

 ツイッターを覗いてみると発表されてすぐ大喜利が始まっており、みんな頭の回転が速いなあ~と感心してしまった。

 

 

 実は今日4月1日を迎えるのが、なんとなく嫌だった。

 なんでだろうと考えて答えはすぐにわかったのだけど、4月1日は新年度が始まったり新社会人の入社日だったり、色々な新しいものが始まる変化の日だったからだ。

 それが社会の波に乗れずに溺れてしまった私にはズキズキくる。

 ただでさえこの日は毎年「時間はもうこれだけ流れましたよ」とはっとさせられ、周囲から取り残されているような感覚を叩きつけられるのに、今年は新元号の発表で「時代も変わりますよ」と言われているようなもんだから、なんとなくザワザワしてしまっていたんだろう。まあ、それは成長が遅い私個人の問題だ。

 でも「令和」が発表され、テレビでも「令和」一色、ツイの大喜利大会を見ていたらそのざわつきもうやむやになってしまった。

 

 

 

 平成生まれ平成育ちの自分にとってみたら、元号が変わるなんて想像もしていなかったことだった。これから平成も過去の時代になることだろう。

 「昭和のかおりがする」とよく言えばレトロ、悪く言えば古臭くダサいという意味で言っていたことが、今度は大きくなった令和育ちの子たちから「平成のかおりがする」と言われるわけだ。そして私が新社会人になって平成生まれだと言った時に周囲の大人たちに驚かれたように、令和生まれで新社会人になった子たちを見て時代の流れの速さに驚くようになるのだろう。うわー。

 よく「あんたも、もうオバサンなんだから」と母から言われるようになったが、確かにその通りなんだけど精神年齢は20代前半から全然成長していなので、オバサンになりきれていない。

 けれど今年は昔は楽しんでいた、ネットの祭りともいえるエイプリルフールをなかなか楽しもうという気になれなかった。

 昔はネット中を巡回して4月1日しか遊べないゲームを遊びつくそうとし「今日が終わらなければいいのに」なんて名残惜しんでいたものなのに、今は「面倒くさい」という気持ちの方が強くなっていた。ネット巡回・ゲームをする体力が無くなっているのかも。ああ、年取ったなあ。若いころは5時間ぶっつづけでニコ動を見ていたときもあったのに、今はなるべく体調良くしていたいからそんなことできない。時代も変わるわけだよ。

 

 

「歴史的な一日だから何かブログに書き残しておこう」と勢いで思ったことを思いつくまま書き始めたけど、世の中のお祭り的なムードにいまいち乗り切れていない文章になってしまった。

 

 

  

読書感想『勝海舟』

 どうも、お久しぶりです…。

 2月全くブログに手を付けていなかったことにびっくりしております。

 そんな2月はこの本をぼちぼち読んでいました。

 

 

勝海舟(一) (新潮文庫)

勝海舟(一) (新潮文庫)

 

 

 子母沢先生の「勝海舟」全六巻! 一か月以上かけてぼちぼち読んでいました。

 きっかけは、幕末の小説を読んでいて、そこに「べらんめえ」口調の勝海舟をよく見かけたことです。(読んでいた小説に偏りがあるからかもしれませんが…) 

 そこで段々「勝海舟って何した人だったっけなあ?」と興味を覚え、どうして幕府側の人間なのに龍馬を弟子にしたんだろう…とか色々不思議に思うようになり、ちょっと調べてみたいなあと思うようになりました。

 歴史書よりも小説の方が読みやすいかな?と思い、タイトルにドドンと名前が載っているこの本を読んでみることにしました。

 

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読書感想『書楼弔堂』シリーズ。

 

文庫版 書楼弔堂 破暁 (集英社文庫)

文庫版 書楼弔堂 破暁 (集英社文庫)

 

 

 

書楼弔堂 炎昼

書楼弔堂 炎昼

 

 

 

 初めて京極夏彦作品を読んでみた。

 京極夏彦作品=鈍器的な分厚さとイメージしているんだけど、噂に違わず分厚くて本を支えていた腕がプルプルするほどだったけど、読み応えがあった。

 

 

 

 時は明治。

 弔堂という書舗が舞台の物語で、そこの主人は本は墓のようなものでふさわしい読者と書物を引き合わせることが供養であると言い、何か問題を抱えたお客に対して、その人の一冊を見繕ってくれる…というお話。

 登場人物たちの会話、問答によって抱えた問題が明らかになり解釈が変わったり整理されていくのが、不思議で面白かった。

 言ってしまえば、前置きが長いな~と思ってしまったりもしたけど、主人はこのお客にどんな本を渡すのか…と先が気になってすいすい読めた。

 しかも、この弔堂にやってくるお客は実在した人物なのだ。

 最初はわからないけど読んでいくうちにわかるようになっていて「え~○○なの~!?」と驚いた。

 この本は連作短編集になっていて一章ごとにやってくる人物が変わる。しかし2巻は語り部のほかに「松岡」という人物も全編通して出てくる。準主役ぐらいの立ち位置になっている。(もしかしたら主役だったのかもしれない…) その「松岡」の正体が最後の最後にわかったときは驚いた。

 その歴史上の人物が行った行為が弔堂に訪れたのがきっかけかもしれない…という物語の流れになっていて、そういう所も面白かったです。

  

 

 また自分は歴史に疎く名前しか知らなかったりしたので、読了後ネットで調べて、「史実通りのこと書いてあったんだ…」と復習し二重の意味で楽しめた。

 

 

 語り部は一巻、二巻ともに違う人物なんだけど、どちらも最後にフルネームがわかるようになっている。

 私は他の京極夏彦作品を読んでいないからわからなかったけど、もしかしたら読んでいたらびっくりするような仕掛けだったのかな?

 

 

 

 

 

 それで個人的な感想として、私は一巻『破暁』岡田以蔵が出てくる短編『贖罪』が好きだなあ…。

 あんまり書くとネタバレになるから書くの迷うけど、岡田以蔵がジョン万次郎の護衛をしたという話は創作である…というネタを知っていたけど、そのネタを含みつつこのような物語を作り上げたって言うのが、ちょっと今まで岡田以蔵が出てくる小説では見たこと無くて(私もそんなに読んでいる方じゃないけれど)、目から鱗。解釈が面白かった…。

 

【感想】おっさんずラブはおっさんの皮をかぶった少女漫画だった。

 

 世間の流行に乗り遅れることに定評のある私だけど、ブームになった『おっさんずラブ』をやっと見終えることができた。

 

 

 

 シンプルながらもパンチ力を感じるタイトルから、BLアニメも放送されてる今、とうとうBLドラマも地上波で始まるのか…とドキドキしながら見ていた。

 ちなみに私はBL作品読んだことない。(二次でお目にかかることはあるから知っているけど) BL派じゃない。

 

 

 見終わっての感想はすごく濃いドラマだった…。

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