インドア日記

ひきこもり系オタクのアウトプット置き場。アニメ、ゲーム、読書感想など。思いついたことを書いたりしています。

映画感想『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(吹替版)

 

 前作面白かったし見てみよう~と何気ない気持ちで見始めたけど、びっくりするほど前作の話の内容忘れてた…。

 グリンデルバルドとかクリーデンスの存在を冒頭で見て「あ~そうだった。いたいた。そういう話だったね~」と思い出すレベル。ストーリー上のけっこうな重要人物なのに。

 じゃあ何覚えていたんだよと突っ込まれそうだけど、ちょっと喋るのが苦手そうなニュート、CV宮野真守の「ママだよ~」、ジェイコブという明るいノーマジ、この二人とヒロインを交えた逃げた魔法生物ゲット話、ジェイコブ最後記憶消されちゃうんだよね悲しい…というところは覚えていた。

 過去記事見たけど、グリンデルバルドやクリーデンスのこと触れてなかった…。

 ニュートとジェイコブのやりとり、逃げた魔法生物捕獲に奮闘するところが当時の自分のツボにヒットしたからだろう。

 

yuzuponnz.hatenablog.com

 

  そんな自分にとって、今回のストーリーはちょっと辛かった…。

 

 

 

 前作の続きから始まり、グリンデルバルドの逃走、旅行禁止令を出されたニュート、そしてダンブルドアから「クリーデンスはパリにいる」と彼を一番に見つけてほしいと頼まれてしまう…。

 魔法界を揺るがすような事態が起こり、自分も危機的な状況に陥っているニュート。

 しかしニュートがパリ行きを目指したのは、気になる女性・ティナがパリにいると知ったからだった。クイニーと喧嘩別れしてしまったジェイコブもティナのところにクイニーがいるとみて、二人は好きな女性を探すために、パリに向かう……。

 ……というのが、序盤の流れだったんだけど、この動機づけにびっくりだよ。

 ニュートとジェイコブ、野郎二人は気になる女性に振られた形になり、その女性を探すために動き出すんだから。いや、さっきまで重そうな話してませんでした…と思っちゃった。

 ニュート自身、魔法生物が好きな研究者肌で魔法省という立場には興味もなさそうで、クリーデンスを見つけてグリンデルバルドの思惑を阻止するという動機じゃ動かないんだろうなあ。だから女性を追いかけていくのが、ニュートにとっての自然な動機なんだろう。

 

 でも今回のストーリーは辛いラストになっている。

 各キャラクターが大事な人と別れてしまった。

 クリーデンスとクイニーはグリンデルバルドの元に行き、ニュートの兄テセウスの婚約者リタは死亡。クリーデンスはグリンデルバルドから自分の正体を告げられ、黒い魔法使いが誕生してしまった。

 ジェイコブの心の中の「イカれている」という言葉が、最初は思っただけだったのに(クイニーは心が読めるから心を読んで去ってしまう)、終盤は実際に口に出してしまう所とか。

 兄から弟にしていたハグが、最後は弟が大切な人を失った兄にしていたところとか。そういう対比が印象的だった。

 そしてニュードは魔法省に「つくのを選んだ」…みたいだった。

 前作の感想記事に「また『ママだよ~』が聴きたい…」って書いてあったけど、無理そう。そんなこと言ってる状況じゃなくなってしまった。 

 

 

 今回のストーリーは主人公のニュートが覚悟を決める、各キャラクターが傷を負う、クリーデンスの闇サイド行き……などなどの過程の話っぽいので、仕方がないと言えばそうなんだけど普通にスッキリ終わらなくて辛い。

 シリーズものの映画は次すぐ見れるわけじゃないから、辛いんだ。

 次回作はいつ来るんだろう。待っています。