インドア日記

ひきこもり系オタクのアウトプット置き場。アニメ、ゲーム、読書感想など。思いついたことを書いたりしています。

【ゲーム感想】『オーディンスフィア レイヴスラシル』 世界観もストーリーも美しい、完成度が高い作品でした。

オーディンスフィア レイヴスラシル - PS Vita

 

 前回、朧村正を遊び終わった後やってみたいなと思っていた、こちらの作品。

 やりこみ要素はまだ遊びつくしておらず、一週目をプレイしただけなのですが、一通り最後までクリアしたので全体としての感想を書いていきたいと思います。

 

 ※ネタバレ注意!

 

 

 

 PSVITA版で遊びました。

 PS2時代が青春時代の人間なので、イベントシーンとか2Dバトルとか懐かしさを感じてしまいました。元々PS2で発売されたもののリメイクだそうで、懐かしいも何もその時代の作品でした。

 

 でも映像美が半端ないんですよね。朧村正で遊んだ時も初見の時、ビビりましたが、映像がめちゃくちゃ綺麗なんですよ。

 そして朧村正のときと同様、ごはんがおいしそう。

 手っ取り早くレベルを上げるためには、食事によって経験値を得たほうが良いので、モーリィの出張レストランなどで頻繁に食事をしていたのですが、レパートリーが多い! 

 なんでこんなにごはんがおいしそうなんだろうなあ。スタッフさんの情熱が込められているのでしょうか?

 

 また台詞が舞台劇調で詩的です。聴いていて、ちょっと恥ずかしくなるようなポエムなセリフをキャラが言います。それも北欧神話的な世界観に合っています。

 章が進んだり、ステージに移動するとき、ページを移動しているような演出が入るのですが、それがアリスという女の子が本をめくっている…と感じられて、細かいところでも世界観が構築されているなあ…と思ってしまいました。

 

1.ストーリーについて。

 

 朧村正を遊んだ時はストーリーはあっさり目だと感じたのですが、オーディンスフィアはボリュームがありました。

 各主人公の視点が変わることで、時系列や世界観、キャラクターの背景、過去、国の事情などなどが明らかになっていきます。これがこういうことになったのは、アレが原因だったのかあ~というのがわかっていきます。

 しかもどのストーリーも始めたら続きが気になってしまい、夢中になってプレイしてしまいました。

 個人のストーリーでは割とハッピーエンドで終わるのですが(ベルベット編を除く)、終盤、世界は予言に従い終焉を迎えてしまいます。

 トゥルーエンドを見たんですけども、「え…ちょっとどうなるの…」というような不安要素がガラッとひっくり返り、「そうなるのかあ~!!」とパズルのピースがはまっていくみたいにラストに導かれていくのが、鳥肌が立ちました。

 完成度が…高い…!!!

 もうカーテンコールまで見たら、心の中で「ブラボー…ブラボー…」と拍手したくなるような気持ちになりました。

 

 各主人公ごとのストーリーは、こちらに。

 

 

yuzuponnz.hatenablog.com

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 前情報としてグウェンドリンやオズワルドは知っていたので、この二人のコンビが好きになりそうだな…と思っていました。

 しかし実際に遊んでみると、この二人も十分にツボにつかれましたが、コルネリウスとベルベット、メルセデスイングヴェイといった別のコンビも十分にツボにつかれました。

 オーディンスフィアカップリングも最高でした。

 個人的に好きになったのが、コルネリウスですかね。

 プーカになった王子様なのですが、王子様育ちなおかげか、呪いをかけられても卑屈になったりせず絶望せず前に進んでいく姿が、プーカ姿も相まってカッコかわいかったです。浪川ボイスも良く似合っていた。

 いや本当、プーカ姿が可愛い。

 

 

2.バトルについて。

 

 2D戦闘時代のテイルズっぽかったです。懐かしい。つまり好き。

 初心者なので難易度ノーマルで戦っていたのですが、ボスでも特に躓くことなく進めました。

 5人の主人公はそれぞれ癖や操作性が違うのですが、このキャラ弱いな…と感じることはありませんでした。触ってみると、みんなそれぞれ面白かったです。

 朧村正に比べて、こちらは魔法が使え範囲攻撃もでき、毒や火傷などのスリップダメージも与えることができるのが地味に有り難かったです。

 空のボトルを持っていれば魔法薬が戦闘中でも作れるのが便利でした。(でも面倒くさくなる)

 魔法薬にはレベルがあり、色々とミックスしていくことでレベルを上げられたり、マンドラゴラとの合成で魔法薬が色々な魔法薬が作れるんですけど、こういう作業嫌いじゃないんですけど「うわ~早く先に進みたいよ~」というときは、正直いって面倒くさかった……。

 

 

 

3.感想。

 

 久しぶりに買ってよかったなあ…と思えたゲームでした。

 やっぱりストーリーが良かった。

 私、伏線が綺麗に回収されるというか、パズルが綺麗にはまる…みたいな話好きな人間なので尚更でした。

 5人の主人公たちのストーリーも妙に先が気になって仕方が無かったし、特別泣ける…というわけではなかったのですが、やっぱりラストに至る流れが感動してしまいました。 

 

 不満点も特に無いです。朧村正の時は、もう一つのエンドを見に行くためにボス巡りに行かなくちゃいけないとか、何度も同じ背景のところを通らないといけない…という点でめげそうになりましたが、オーディンスフィアでは同じマップでも微妙に違う、スキルを得るために隠れた宝箱を見つけに行く、道中マンドラゴラを掘る…などアクションがあったので、特に気になりませんでした。

 でもアクションに関しては朧村正の方が好きかも…。オーディンスフィアの方のバトルも朧村正と似ていて、でも少し違ってこれはこれで楽しかったのですが、個人の感覚としては……ということで。

 

 

 朧村正も好きになりましたしオーディンスフィアも好きになりました。

 次は評判の高い十三騎兵防衛圏を遊んでみたい…のですが、今のところPS4を持っておらず時代はPS5に移り変わって行きそうなので、すぐに遊べない感じです。

 オーディンスフィアのやりこみしていこうかなと思っています。