インドア日記

ひきこもり系オタクのアウトプット置き場。アニメ、ゲーム、読書感想など。思いついたことを書いたりしています。

朧村正DLC 元禄怪奇譚プレイ感想② 各短編の感想。

 

  DLCの全体としての感想はこちら。

 

yuzuponnz.hatenablog.com

 

 

 

 プレイ順は発売された順に、化猫→一揆→白蛇→鬼娘 で遊びました。

 各ストーリーのあらすじは公式HPから。なんとなくの雰囲気を見たい人は公式動画を見てください!

 ネタバレ容赦なく触れていくので、そこのところOKな人はどうぞ!

 

 

 

 

 

1.津奈缶猫魔稿 通称:化猫

 


PS Vita『朧村正』DLC第一弾 元禄怪奇譚『化猫-津奈缶猫魔稿-』プロモーション映像

 

 飼い主を殺された三毛猫の仇討ちストーリー。

 

 戦闘はお恋と三毛と化猫と3つのモードを切り替えられて、お恋では朧村正本編同様の近接戦闘スタイル。三毛では鬼火で遠距離攻撃ができ、化猫は時間経過で消える無敵モードでこちらが一方的に攻撃できます。

 遠距離攻撃ができるようになったので楽しかったんですけど、無双モードで魔窟を制覇した今になっても三毛モードにはなれていません(汗) 回転して鬼火まき散らす攻撃したいのに中々使いこなせない…。

 でもこの三毛モード可愛いんだよね。「えいニャ」って言うんだ。可愛い。

 どうして戦闘以外では三毛を操作できないんだ…。(一応、エンディングでは動かせるけど…) 道中、猫ちゃんで走り回ってみたかったです。

 戦闘スタイルはのちの三人も個性的なのもあって、三人を操作した後だと物足りなさも感じました。後の三人で戦う方が好きってだけかもしれませんが。

 

 ストーリーではラストに陣九朗が出てきて、本編の前日譚であることがわかります。

 

 

 

 

2.大根義民一揆 通称:一揆

 


PS Vita『朧村正』DLC第二弾 元禄怪奇譚『一揆-大根義民一揆-』プロモーション映像

 

 農民が主人公。農民3人と幽霊による一揆の物語。

 遊ぶ前に公式PVを見て、面白そうだな~ってずっと思っていてずっと遊んでみたかった。鍬と竹やりとかま振り回して敵と戦ってるし。嫁さんの幽霊がサポートしてくれるし。

 だからてっきりギャグ、コミカルなストーリーなのかな…と思っていたのに、ストーリーとしてはしっかりしていて、それでめちゃくちゃ熱い。百姓が一揆を起すのは命がけだからギャグになるわけないと、はっとさせられましたね。ごめん権兵衛さん。

 

 操作性の癖でいうと、一番強いのではなかろうか。慣れるまで時間がかかりました。

 主人公の権兵衛さんは一般人なので、他の主人公たちができていた動きが最初はできません。お妙さんの協力があって空中浮遊や溜め攻撃ができます。この設定は好きなんですけど、敵を浮かせて空中ダッシュ切り3連ができないのは、ちょっとショックだった。

 他にも本編の事情をくみ取って、お金が非常に貯まりにくくなっています。なのでアイテム買うのもなかなかできず、食事できないので生気も貯まりにくい。

 縛りプレイを強制されている感覚でした。

 ボスたちも強く、相撲取りとラスボスは無双モードで遊んでいるにも関わらず何度も殺されました。烏も危なかった。なんだあの烏、殺しに来てる。そんな烏を「烏も生きるのに必死なんだ」と評する権兵衛さん、人ができてる。

 

 こんな腕前だったので、第2ED見れるのかと不安になっていたのですが、権兵衛さん大器晩成型でめちゃくちゃ強くなるんですよ。鍛えたら仲間の二人もおいそれと帰らなくなりますし、操作性で言うとめちゃくちゃ面白くなるんですよね。

 本編ボスを倒しに行く農民の図はめちゃくちゃシュールです。将軍も倒しに行きますからね。

 第2EDは現実そんな上手くいかないよね…というオチです。切ない。

 第1EDも強引ながらもハッピーエンドじゃい!良し!って感じで好きです。第2EDも悲しくて切ないけど嫌いではありません。これもこれで好きです。

 第2EDでは大人になった小夜ちゃんが出てきます。

 この一揆編ではなんとエンディングテーマの曲まであります。500円なのに! 

 

 

3.七夜祟妖魔忍伝 通称:白蛇

 


PS Vita『朧村正』DLC第三弾 元禄怪奇譚『七夜崇妖魔忍伝』プロモーション映像

 

 私、DLC4編のなかで白蛇編が一番好きだ…。

 こちらも復讐ストーリー。抜け忍の嵐丸が追っ手を一網打尽にしたところ、神社の御神体の鏡を壊してしまい、神社に祀られていた白蛇に祟られてしまう。白蛇は嵐丸に七日後に死ぬ呪いをかけるが、その前に嵐丸が死にそうな状況(本人も七日生きられたら儲けものみたいな態度)なので嵐丸が七日前に死ぬのを阻止するために守ることになる。

 

 嵐丸がね、かっこいいんだ…。鬼助がかっこいい…好きだ…となった人間なので嵐丸も好きになりました。

 そして相棒の白蛇もツンデレかわいくって、嵐丸が神様である白蛇を恐れていないからこの二人の会話が対等であり、嵐丸が白蛇に不敵な感じでツボにつかれました。もっと二人の会話が見たかった…。

 

 戦闘スタイルは全部遠距離攻撃。クナイ投げて鎖鎌ぶんぶん振り回して爆雷投げます。嵐丸も権兵衛さんほどではないのですが癖があり、慣れるまで時間がかかりました。

 白蛇編では、嵐丸が遠距離攻撃型スタイルだからか各ボスが今までのボスとは違った感じがありました。

 特にラスボスのがしゃどくろ、あんなにデカいのに攻撃をあてないといけない敵が小さいなんてずるい。ラスボスがラスボスの風格出しているんですよね。

 

 こちらではけっこう朧村正本編との関わりがストーリーにちらほら見えました。

 第2EDはまさかの闇堕ち。嵐丸好きだっただけに悲しいけど、闇のオタク心をくすぐられなかったとは言えない…。

 闇堕ちENDだったんですが、ラスボスが実は本編の人物と関わりがあったということや朧村正EDの鬼助の行方、縛られている白蛇……などなどここでしか見られない要素もあり、闇堕ちだけじゃない見所もあります。

 でも私、第1ED好きなんだ。嵐丸が七日過ぎても生きる…ってなると第2ENDなのかな…って思うけど第1ED好きなんだ。

 あ~、もっと嵐丸と白蛇のやり取り見たいな~と思わずにはいられなかった…!

 

 

4.角隠女地獄 通称:鬼娘

 


朧村正 DLC第四弾 元禄怪奇譚『鬼娘-角隠女地獄-』プロモーションビデオ

 

 ヴァニラウェアうる星やつら。これでストーリーの雰囲気はわかるはず。

 以前の3編がどこか暗く重い部分があったりしますが、こちらは明るいです。

 羅邪は可愛いし、とにかくいい子で、清吉も羅邪から離れようとしますけど羅邪が困っている時はなんとかしてあげようとしているんですよね。

 ストーリー見る前は羅邪が清吉を追いかける話なのかな…と思っていたのですが、清吉が羅邪から離れようとホラを吹き、羅邪が真に受けそれをなんとかするために走り回るのですが、堪忍袋に清吉入れて走り回るとは思っていませんでした。やるなあ~。

 こちらは第1、第2ともども幸せな結末で、最後のボス巡りを終えて悲しい結末だったらプレイ後感(読後感…みたいなもの)モヤモヤしていただろうけど、良かったです。

 羅邪まで終えた後、実は各編はつながっていたんだよ~とわかり、驚きました。こういうのいいよね!

 

 戦闘スタイルはお恋と似ていて、子供、大人、大鬼と使い分けることができますが、この羅邪、めちゃくちゃ強いです。使いやすくてかつ強いのです。それすなわちチートです。地獄の鬼なので納得の強さなのですが。

 子供はハンマーで殴り続ける必殺技が使い勝手がよく、敵の頭上で縦の連続回転攻撃また横のくるくる独楽回転攻撃どちらも強いです。

 大人は大振りで使いにくいと見せかけて、棍棒回転攻撃がとにかく強い。必殺技も遠距離攻撃なので離れて攻撃できます。

 大鬼は鍛えたら攻撃してたらいつのまにかボスが死んでた状態になります。いつの間にか溶けているボスたち。さすが地獄の鬼ッスわ…。

 羅邪の操作は爽快感がありましたね。

 

 化け猫編でも三毛モードで道中を走り回りたかったし、今回も大人モードでも道中を走り回りたかった…。大人モード健康的可愛いんですよ。そこが残念…。

 

 

 

 最後に。

 

 朧村正本編も好きなのですが、このDLCも面白くて好きです。本編以上にはまってしまったかもしれません。

 キャラクターの操作が個性的で、本編以上に使っていて楽しいんですよね。 このキャラでは難しい敵も、このキャラでは楽に倒せる…っていうのもあったりしますし。

 やっぱり戦闘面白いです。

 

 ストーリーにつきましても、何度も言っていますが、もっと長い物語で読んでみたかった…というのがあります。

  このDLCは本編ともども大分前に出たコンテンツなのでいまさら声を上げても仕方がないのかもしれませんが、小説でもいいドラマCDでもいい……なんか出してくれ…お金なら払うからさ…と声を上げたいです。

 

 オーディンスフィアや十三騎兵防衛圏もやってきたいですね。