映画『僕のヒーローアカデミア 2人の英雄』
現在連載中の漫画やアニメの映画版は、本編と関わりがあまりなく、(あってもまだアニメに出てきていないキャラクターなどの先行登場など)、2時間ぐらいで色々なキャラクターの活躍が見られてけっこう好きだったりする。
今回はヒロアカの映画を見たわけだけど、この映画は第1弾ということもあって、ヒロアカを知らない人でも本編の大筋の情報が伝わってきて、けっこう見やすい映画じゃないだろうか。
自分はアニメを1話から追いかけているアニメ勢なわけだけど、久しぶりにオールマイトのマッスルフォームを見ることが出来て、満足した。
やっぱりヒロアカを1話見たときに、インパクトを感じたのは1人だけ圧の違うオールマイトだったわけで・・・。
そのオールマイトに引き込まれてアニメを見続けたと言っても、過言では無いからだ。
今、アニメの時系列では、オールマイトの平和の象徴としての力は無くなり、ヒロアカ世界は社会不安で渦巻いているので、なんだか懐かしい気持ちになった。
この映画の見所の一つに、アメリカ留学時代の若い頃のオールマイトの姿を見ることが出来る。
なんと、目に光があった頃の若かりしオールマイトを見ることが出来るのだ!!
(現在は目に光が無いというより、マッスルフォームの場合、黒目に青い瞳孔で、黒い部分に塗りつぶされている感じ。どう表現したらいいかわからない)
おお、若いなあ・・・。青い瞳が爽やかだ・・・。
・・・と、最初ただ思っていたんだけど、ヒーローになり平和の象徴となり活動していく内に堀が深くなり影が濃くなりパッと見、瞳の光が見えなくなる・・・というのも、平和の象徴として、ある意味「個人」としての自分をすり減らしていったように見えてしまった。
オールマイト、未婚だし。アメリカ留学時代に一緒に活動していた親友には年頃の娘が居るっていうのも、ちょっとした対比に見えてしまった。
なんというか、ヒロアカを見始めたばかりの頃は何も思わなかったし、デクくんもオールマイトみたいなヒーローになっていくのか~と思っていたけど、やっぱり、個人が平和の象徴として社会を守るのは、それが強大な力を持っていたとしても、やっぱり無理があるよ~と今のヒロアカを見ている自分は思ってしまったのだ。
だから、第1弾のこの映画を見て、懐かしさとか、ああ、あの頃のヒロアカはまだあんまり不穏さを感じなくて、オールマイトがいた明るさがあったんだなあ・・・としみじみと思ってしまった。
そう思わせられるって、やっぱりオールマイトというキャラクターはすごいなあ・・・。
ちなみに第2弾は当時、映画館で見ました。
第2弾はデクくんとかっちゃん、クラスメイトたちにスポットが当たっていたけど、
第1弾はデクくんとオールマイトにスポットが当たっていたんだなあ。
・・・と思いました。