映画感想『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』/『完結篇 万事屋よ永遠なれ』
アニメ版劇場版の銀魂は劇場で見に行った。(ファイナルも。実写版はまだ見てない)
けれど、実は銀魂全体をすべて見知っているわけじゃなかった。
アニメも漫画も飛び飛びでしか見てないので、キャラの過去や背景を全部知っているわけじゃない。
そんな自分でも劇場版を見に行ったのは、飛び飛びでしか知らなくても「なんか面白いことやらかすんだろうなあ」という期待があったからだし、実際面白かった。
今回また見返したのも、なんか笑いたいなと思ったからである。
1.新訳紅桜篇
私は初見時、漫画もアニメでも紅桜篇を知らなかったので面白く楽しめたのですが、実際見知っていたファンの人はどうだったんだろう?
知らなかった人間は、面白く楽しめました。
ちなみに、劇場で見た一回目、テレビで見た二回目、そして今回という…今までで三回見たのだけど、勢力図がやっとわかったり、なんとなく似蔵のやりたかったことがわかったり、なんで春雨が出てきたのか…とか三回目で「そういうことだったのかー」と思った感想が多かった。私は今までノリで銀魂を見ていたという、自分のポンコツ具合もついでにわかった。
ギャグと個性的なキャラクターで笑えるけど、銀魂は幕末期の江戸をパロっているからか勢力図とか割と難しくないですか…?
ついでにいうとこのストーリー、桂の説得は高杉に届かず、銀時と桂、高杉の三人の道は完全に分かれてしまった…というラストになるので、ちょっと不穏というか切ない雰囲気になる。
それでも最後にキャラがどば~と出ることでその雰囲気を吹き飛ばすのは、さすがだな~って言う感じがした。
ちなみに、ラスト付近の銀時と桂の殺陣シーンは何度見てもかっこいい。バクチダンサーの曲のかっこよさも相まって本当にかっこいい。戦い方も二人とも個性が出ているので、見たことがない人は是非見て欲しい。
でもなんでアニメ版も実写版も紅桜篇を映画にしたのだろう。
2時間ぐらいのストーリーでたくさんキャラクターが出て、攘夷志士組も出せるからだろうか?
2.完結篇 万事屋よ永遠なれ
冒頭の映画泥棒でもうすでに笑ってしまった。
映画泥棒(作中では、正確に言うと時間泥棒というタイムマシン)をキーキャラクター(キーアイテム)にできるのは、パロネタ、メタネタ、時事ネタ何でもありな銀魂だからできることだよな…と妙に感心してしまった。
1作目は勢力図が意外と難しいなあ…なんて思っていたけど、2作目も難しかった。
私の頭がポンコツなのもあるけど、タイムリープものは…ジャンル自体が小難しいので…。
でも現代→未来→過去を見せてくれるのは、劇場版ならではの豪華さを感じた。
未来の擦れて厨二病みたいになってしまったぱっつあんと、声優さんを使いこなしているぐらさんが良デザインだと思うのは私だけでしょうか。
中盤、二人は昔のように格好を戻し万事屋再結成するのだけど、正直、未来篇の二人の活躍もっと見てみたかった…。
世紀末→北斗の拳つながりで、エリザベスの中の人は神谷さんなのだろうか…?
3作目のファイナルも映画館で見たのだけど、ブログでは感想書けなかった。
今までの2作は、漫画もアニメも飛び飛びで見ていた私でも楽しめたけど、3作目は正直面白かったけど…よくわからなかったというのが本音。ちゃんとこれまでのあらすじ説明していたんだけどね…。漫画やアニメでちゃんと追いかけていたら、もっと楽しめたんだと思う。
とはいえ、小難しいところがわからなくても面白いので、「なんか笑いたいな~」という当初の目的通り笑うことが出来た映画だった。