インドア日記

ひきこもり系オタクのアウトプット置き場。アニメ、ゲーム、読書感想など。思いついたことを書いたりしています。

年取ってソシャゲができなくなってきた。

 

 ネットで出会った知見のひとつで、オタクは年をとるとオタクコンテンツに興味がなくなってしまう…という話があります。

 昔は、アニメやゲームぐらいしか趣味が無いのに、それに興味が無くなるなんてことはあるんだろうか…と他人事のように思っていたのですが、今現在その状況になって危機感を少し覚えています。

 今現在の自分の状況としては「興味がなくなった」のではなく「興味はある」状態ですが、いざアニメやゲームなどのオタクコンテンツを見ようとするとやる気が起きない状態です。見たら面白いと思うし、続きも気になるけど、最初の一歩を踏み出すやる気がない。

 時間が無いのもあります。

 でも時間があっても、ようつべなど1分で見れてなんとなく楽しくなれるジャンクフード的な娯楽に流れていってしまいます。

 それは自分の長年の問題であるネット依存のせいでもありそうな気がするのですが、ネット依存関係なく、おそらく加齢が原因でできなくなったと思われるものが現れました。

 

 ソシャゲです。

 

 周回ができない。

 

 自分は今までFGOを倍速が導入される前からやっていたし、スキルを使うときの高速化が無いときから周回をしまくっていた人間です。

 現在のFGOは過去に比べると周回する環境がわりと良くなってきたというのに、FGOのイベントが遊べなくなってきました。

 奈須きのこのストーリーを読みたくて始めたのに、イベントストーリーのノリについていけなくなりスキップをするようになり、やがてイベント自体が面倒臭くなり、とうとう周回もできなくなってしまいました。

 

「疲れているだけだから。ちょっと離れたらまた遊べるようになるかもしれない」と離れるようになり「気になったイベントストーリーとか、最低でもBOXガチャが始まったら戻ってこよう」と思っていたのに、離れたら楽になったみたいで、久しぶりにFGOに戻ろうとしたら苦痛を覚えてしまって遊べませんでした。

 なんかもう、イベントのスキップできないタイトル画面が出てくるだけで「あ、やめよ」と思うレベル。

 久しぶりにFGO起動したら、飛ばせないCMみたいなの流れてくるだけでスマホを置くレベル。

 

 自分で自分が変な感じです。

 バレンタインイベに参加してオベロンからチョコもらいたかったし、ホワイトデーでジュナオの霊衣が欲しかったし礼装も欲しかった。BOXガチャだって回りたかった。

 そういう「やりたい」という気持ちはあるのに、面倒臭いが上回り、できないでいるのです。

 

 FGOだけじゃないです。グラブルもそうです。

 グラブルも自分は、ぼっちでぼちぼちやっていた人間ですがある日「強さを追い求めて何になるんだ…?」と夢から覚めるようにやめました。

 その後は気になるイベントだけ参加しよう。イベントストーリーを見るだけなら強くなくてもできるから…というスタンスでいましたが、気になるイベントストーリーが始まっても面倒臭くて読めていないのです。

 

 周回が面倒臭く、イベントストーリーを読むのも面倒臭くなった自分が、ソシャゲで何を楽しむか…というと、

 

 ガチャです。

 

 以前テレビでギャンブル芸人が「当たるのが楽しい」ではなく「当たるかどうかわからないのが楽しい」みたいなことを言っていたのをうろ覚えで覚えているのですが、その気持ちが最近わかる気がします。

 

 あの虹色の光を見るのが一番楽しいッス。

 

 虹色の光を見るためだけに、FGOグラブルに戻ってくることあります。

 

 星5やSSRが当たって嬉しいけど、楽しいのはその一瞬だけで、昔のようにワクワクしながら育成しないのです。ボイスも聞かない。当たっても面倒臭くて放っておくだけ。

 今ならネットで、ソシャゲ課金で○○○万つぎこんだ…っていう人の気持ちがちょっとだけわかったような気がします。

 

 ただ自分的に助かったな…と思うのは、自分は根っからのケチで、金を使うのが怖く、虹色の光の誘惑でも自分の貧乏性な気質は歪まなかったというところです。

 ソシャゲは全部、無課金でやっています。

 FGOは300連ぐらいできるほど過去に貯石していたので、欲しいキャラのときそれを崩していて、グラブルも無料ガチャのときしかログインしていないです。

 過去にたくさん遊んでおいて、コンテンツに金を落とさないのか…という罪悪感もありますが、課金じゃなくて別のグッズを買うという方向性でお布施をする方針で行っています。

 

 

 ツイッターとか見ていると、趣味の絵を描いてアニメ見てソシャゲやって、あまつさえ据え置きゲームも遊んでいる人たちがたくさんいて、みんなすげ~な~と思います。

 楽しそうだな…と、遠くから寂しく眺めているような心境になることもあります。

 

 ソシャゲの熱が冷めて、じゃあ今、何を趣味にしているのか…というと、ぼちぼち小説を書いています。

 元々たま~~~に小説を書いていて、ふと書きたくなって書いたり、面倒臭くなって筆を置いたりしていました。

 でも去年から本格的に「小説を書くこと」を趣味にしようと決めました。

 理由としては、書くのを辞めても、なんだかんだ小説を書こうとしているから。

 文字を書き綴るのが、時間が忘れるほど熱中するから。

 なんだかんだ他のことに比べて、ちょっと才能があるんじゃね?とうぬぼれることができるから。などです。

 今まで没頭できる趣味を探していて、見つけたというよりも、自分が手をつけた中から選んだという感覚です。

 

 

 本格的に趣味にするあたりレベルアップをしようと、ネットの小説投稿サイトで開催されているイベントに投稿して定期的に短編を書き上げたり、有名な脚本術を読んで勉強をしています。

 コンテンツの受け身的な摂取に比べたら中毒性は無いけれど、やってみたいからやっています。

 そういう風に自分が変わったからか、映画やアニメも構造的にどうなっているか…と一歩離れた目線で見るようにもなってきて、別の楽しみ方を覚えています。

 

 年を取ってオタクコンテンツに昔ほど熱を上げられなくなりましたが、昔の自分とは違う楽しみ方ができています。

 

 年取るとこういう風に変わるんだ~と、自分で自分が不思議に思ったりします。